見つけて速攻で内見して、その日に決めた(申し込みをする意思を不動産屋さんへ伝えた)、その後の話です。

いろいろ考えたって、やってみなきゃ分からねえ、ってことで、即決してしまいました。

さあ、一安心!じゃ、なくて…案外、面倒だし、つまづく契約が待っておりますので、実際の契約の流れをご説明しますね。

イメージは、賃貸住宅と基本的に同じなんですが、まったく違うといえば、違うので、過去十数件の引っ越しと、賃貸契約を経験してきた私目が、なるべく分かりやすく、交えて説明していきます。

店舗物件の場合、物件・オーナー次第で、案外いろいろと面倒なことがあったりとか、違う場合があるので、あくまで一例として参考になれば幸いです。

契約の流れ1:申込書を提出

先日内見した翌日に、不動産屋さんより、申込書がFAXされてきました。メールでってお願いすれば、メールでも送ってくれると思いますが、案外、まだまだファックスで連絡がよく来ます。なので、私も、FAXで送り返します。

申込書=決定ではなくて、あくまで申込書は第一ステップ。申込書出したから、もう僕の物件!ってわけではなくて、ここから、条件を詰めたりとか、各種審査や、必要書類がございます。

申込書には、一通り、物件の条件も書いてありますので、こちらとしては、家賃、敷金・礼金・保証金(保証金は、賃貸契約だとあまりないんですが、細かく言うと違うんですが、ざっくり敷金と同じような認識でいいかと思います。礼金は、契約時の貸主へのご祝儀みたいなものですね。)、各種条件などを確認します。

各種条件を交渉するのであれば、このタイミングで一旦、要望は伝えてみるのもいいと思います。但し、あまり値引きを交渉すると貸主からの印象は悪くなるのと、交渉してるうちに、別の申し込みが入る可能性もありますので、難しいところです。

元広告代理店マンが、交渉のコツを一つお伝えすると、ただ安くしろ! は、印象も悪いし、よほど困ってる物件じゃないと通らない可能性が高いです。

仮に、初期費用を少しでも安くしたいのであれば、こういう交渉を、おすすめします。

「現状渡しでいいので、ちょっと礼金安くしてもらえませんか?」

こちらも譲歩をしつつ、相手へのメリットのある提案、その見返りに条件を出してくれないか聞いてみてましょう。これで、あれば、ただ安く言われたのと違って、相手の印象もそこまで悪くはならないと思います。

電気屋さんで割と大きめの買い物だと、こういう事を言ってみると案外、安くなったりします。家電の場合は、それ逃しても変わりがありますし。

「今、即決するから、いくらにできます?」

「2台買うから、少し安くなりませんか?」

「今、現金で買うから」

ただ、店舗物件の場合は、オンリーワンなので、なかなか交渉に気を遣うし、ライバル多しなので、気を付けて下さい。

あと、この時点で、仲介に不動産屋さんが入っているかと思うので、大家さんに直交渉ではなく、不動産屋さんが、あなたの代理で交渉することになるかと思います。なので、気兼ねなく聞けるは聞けますが、不動産屋さん、大家さん双方に、こいつ面倒だなあ、と思われるのは得策ではありません。そんなことしてたら、他に申し込みが入って、断られる可能性もあります。

申込書ですが、早い方が有利ではあるんですが、この時点では、大家さん側の裁量でいくらにでもなると思っておいた方がいいです。次に書きますが、順調に進んでると思ったら、いきなり断られるなど日常茶飯事です。

大家さんの審査

前項で少し書きましたが、申込書提出=決定ではまったくもってありませんので、注意して下さい。まだまだ、超えなけばいけない山があります。

それが、大家さんの審査。

大家さんが、ダメって言ったら、ダメです。

大家さんが、こいつには貸したくねえってなったら、絶対に借りれません。

大家さんが個人の場合もあれば、法人の場合もあるし、様々です。私の場合は、一個人の方が所有するビルでした。

NG理由としては、様々なんですが、申込書の内容を見て、大家さん側が判断するので、粉飾をおすすめするわけではありませんが、印象は良くなるように、記載したほうがいいです。

申込書を出せる状態であれば、業種NGはこの時点でないと思いますが、申込書を出して、そこに記載してある業種を見て、ダメ!となる場合もあります。

美容サロンやります!で言ってた、申込書の業種を、脱毛サロンで出したらNGだったとか。美容サロンといえども、色々なので、ネイルはいいけど、エステはだめとか、も、ありえます。ここはですね、何をやるかをちゃんと不動産屋さんに話して交渉してもらって、OKをもらいましょう。

僕の場合は、法人申し込みになりまして、保証会社の審査は多分大丈夫だろうというのがあったので、大家さん側の審査NGがリスクだったので、不動産屋さんと雑談しつつ、大家さんの受けてる印象や、大丈夫ですかねえ、ということを、探りつつ進めてました。おそらく、昔に理容店が入ってたし、大丈夫かなとは思っていましたが、ドキドキするものです。

保証会社の審査

最近主流になってきている、保証会社ですが、加入必須のケースが多いです。

仮に借主である、私の家賃支払いが滞った時に、その支払いをしてくれる大家さんにとって得な保証会社さんです。こちらからすると、保証会社への保証料を払わないといけないので、お金がかかるだけなんですが、条件で、保証会社加入必須のケースは、入らないとダメです。

保証会社の審査ですが、通るかどうかは、私には判断できないんですが、ローンが組める人なら問題ないかなと思います。注意なのは、社歴が短い法人なんかは、通らない場合も多々あります。むしろ、個人にした方が通りやすかったり。

必要書類は、各種身分証明書、法人なら代表の身分証明書+法人の登記簿謄本 が基本で、場合によっては、収入証明の書類が必要な場合があります。

個人であれば、収入証明書、確定申告書など、法人だと決算書や、法人税の確定申告書などですね。

収入証明系の書類は、大家さん審査で求められる場合もありますので、言われたら出せるように最初から用意しておくほうがスムーズです。

収入証明なしで通る場合も多いんですが、求められた場合は、出すしかないので、用意して提出しましょう。ここで要注意なのが、個人も法人もある程度の収入がないと、落ちる可能性がある…ということ。こうなった場合に、仮にフリーの方で確定申告なんてやってねえずら!そんなの関係ねえって人がたまにいるんですが…そうなるとどんなに収入があっても、収入を証明するものがないので…審査的には厳しくなりますので、要注意です。独立したいって人は、この個人の与信の部分もきれいにしておかないと、物件見つかった!ってなっても、借りれない可能性もあります。

保証会社の審査は、数日で出ますので、必要書類を出したら、あとは、待つしかありません。

あとは、契約!

大家さんの審査もOK、保証会社の審査(不要な物件もあり)も通ったら、あとは、契約の日取りを決めて、契約してお金払ったら、いざ夢の自分の店舗です。

あと少しです。

請求書ですが、やはり、胃が痛くなる金額になります。がつっと、現金が減りますし…

私の場合ですが、礼金1か月分・敷金3か月分・保証金なし・仲介手数料1か月分・前家賃1か月分・保証会社の保証料1か月分+火災保険で、ざっくり、家賃×7か月分くらいの支払いになりました。

店舗物件だと、敷金・保証金が、割と高い場合が多いので、初期費用は思ったよりかかります。

ここまできて、金がねえ…は、暗雲しか立ち込めてないのと、このお金は、現金(振込)で必要になるので、独立前の資金計画は計画的に。ちゃんと、用意しておきましょう。まだ、箱ができただけ、ここから、お金は飛ぶように無くなっていきます(笑)

あとは、不動産屋さんに行って、契約書にはんこを押して、金払って、さあ、完了です!夢への第一歩が始まります。

僕の場合は、内見の日から、大体、10日くらいで契約完了させました。結構、スムーズに早いほうだと思います。

しかし、私小心者なので、審査とか嫌いなんですよ…待ってる間のドキドキが嫌だ。なので、なんだかんだあっという間でした。そして、こっからが、また怒涛の日々が待ってるんですけどね。

物件探しから、契約まで完結しました。いろいろ、書きたいことはあるんですが、一旦、これで終わりにしておきます(仮)。

なかなか、いい物件に巡り合えなかったり、全然物件見つからなかったり、心が折れそうになるかもしれません。でも、想いが強ければきっと運命の出会いが待ってると思うので、諦めずに探してみて下さい。あなたの物件探しに、幸せがありますように。

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